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放送教育ネットワーク

本年度の研究に際して

学校放送のデジタル化・ネットワーク化が進む中、全放連の研究プロジェクとでは、豊かな学力の向上、人間力の育成等、時代の要請に応じたテーマを掲げ、学校放送や放送学習の在り方について研究を進めてきた。そして、番組活用の実践を蓄積・発信することを通して、①番組の特性を活かした授業展開の工夫、②研究の成果を検証する評価の在り方、③NHK・研究者との共同研究及び全国各地の教員や外部組織との実践交流、④研究ネットワークやコミュニティーの拡充等の成果を得ることができた。

そして現在、新幼稚園教育要領・保育所保育指針、学習指導要領(小・中・高等学校・特別支援学校)の本格実施、新しい学力観に基づいた教育改革、ICT機器の導入による教室環境の変化等、教育を取り巻く情勢は、また新たな転換期を迎えようとしている。

そこで、私たちは、実践研究を通して検証してきた学校放送番組・デジタル教材の教育的価値と確かな学力を培う「放送学習」の在り方を礎に、 21世紀をたくましく生き抜く子どもたちに必要な「21世紀型の学力(資質・能力)」 (以後「21世紀型学力」)の育成を目指して、新たな「放送学習」のプロジェクトを立ち上げることとした。

研究1年目にあたる今年度は、前年度まで取り組んできた「人間力」の要素を活かしつつ、新指導要領や新しい学力観として求められている資質・能力を「21世紀型学力」の要素として体系づけ、どの放送番組でどんな学力をはぐくんでいくことができるのか、実践的に検証していきたいと考える。放送番組の特性を充分に生かした多様な授業展開を果敢に試み、その成果を分かりやすく発信することを通して、放送番組の教育的効果についての認識をさらに広めることができると考える。また、本プロジェクトでは、放送教育の普及についても、積極的に取り組んでいきたい。

研究の内容

①実施期間

平成23年4月1日~平成26年3月31日

②場  所

NHK放送センターを中心に全国の各学校

③委員の構成

全国の幼稚園・保育所、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の5校種の教員
NHK学校放送番組制作者
専任講師 木原 俊行 先生(大阪教育大学教授)

中橋 雄  先生(武蔵大学教授)

④研究の概要

 

㋐新学習指導要領の基本的な考え方、人間力要素、「21世紀型スキル(ATC21S)」、番組の特性等の視点から、放送学習のねらいとする新しい学力を構造的にモデル化し、放送学習における「21世紀型学力」として定義づける。

㋑21世紀型学力を育む放送学習の可能性を探る中で、ねらいの達成に向けて、番組視聴後の学習展開を多様に考え、それらを体系的に整理する。

㋒子どもたちに生きるカを育む上で、放送番組が教育的にどのような効果があるかを検証する。また、実践を中心とした研究成果を分かりやすく周知させる方法(NHK普及促進パンフへの参加、Webと連携した「ガイドブック等」)を実現し、放送教育が今日的教育課題に迫ることのできる優れた教育方法であるという認識を広める。

㋓NHKの学校放送番組制作者・研究者との共同研究という舞台を生かして、新番組の制作やデジタル教材(地上波デジタルの分野も含む)の開発等の先進的な情報を積極的に求め、校種間の連携を更に広げる。

㋔学校放送という全国一律に活用できる教材によって研究を推進し、「実践の成果を提案する」「評価を得る」等の研究活動を幅広く行う。また、授業研究会や成果報告会等に、実際に地方のメンバーに参加してもらい、多様な評価を得ることで、地方の放送教育研究の中核を担う実践者の育成に寄与する。

⑤研究スケジュール

○委員会・研究会を毎月1回行う
  第1期【研究内容検討、年間指導計画作成】
  4・5月:
6月:


7月:

8月:
研究方針・内容、年間研究計画作成、組織作り
研修会「21世紀型学力」とは
アクションプラン(各自)の作成
7月授業研究会の指導案検討
第1回授業研究会
全国大会発表に向けての準備
全国大会発表に向けての準備
放送教育研究会全国大会での提案
第2期【授業実践、各地の放送教育研究大会等参加、研究のまとめ】
9月:
10月:
11月:
12月:
研修会「教育的効果の検証方法」
第2回授業研究に向けて(指導案検討)
第2回授業研究
多様な授業展開の工夫(各自のアクションプランより)を基にした「番組活用イド」の構想
第3期【紀要作成、成果報告、次年度計画】
1月:
2月:

3月:
研究のまとめ、「活用ガイド」執筆、研究報告会準備、 リハーサル
研究報告会(ネット中継を取り入れて)
平成23年度 中間報告会
成果物(「活用ガイド」) の発送
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